Advance Women At Work Japan
Advance Women at Work in Japan 設立の背景
2013年に、安倍晋三首相は経済政策「アベノミクス」の成長戦略として、女性の活躍を推進する方針を打ち出しました。それから数年を経た今でも、世界経済フォーラムが発表する「男女格差指数」において、日本は未だ最下位(121位)です。
Inclusive Companies Are Good for Humanity and the Bottom-line
多様性ある企業風土である意義
世界中の多くの調査で、管理職に女性がいることのメリットが実証されています。
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インクルーシブなチームが、それ以外のチームよりも良い経営判断を下す割合は最大87%であり、多様性のあるチームが意思決定して実行した場合、結果は60%改善する(Forbes)
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女性管理職の割合が30%を超える組織は、他企業とくらべて6%も高い純利益率を実現する。(Peterson Institute for International Economics)
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女性の多い取締役会の方が、36%も高い株主資本利益率を達成する。(Credit Suisse)
Make Womenomics a Reality
Womenomicsの実現をサポートします
Wet Cement社によるAdvance Women At Work™ Japan プロジェクトは、女性の才能をさらに開花させ、良きリーダーを多く生み出し、世界中の男女平等を促進します。米国でのAdvance Women At Work™では、ビジネス環境での女性の活躍を20年以上サポートしてきました。その長年の実績と知見、また世界各国の最新の研究結果をもとに、各国の文化や企業形態に適応したカリキュラムを設計しています。
このカリキュラムでは、「自信(Confidence)」「コミュニケーション(Communication)」「つながり(Connections)」「コントロール( Control)」「勇気( Courage)」を5つの柱とおき、女性の成長や活躍を妨げる障壁にいかに対処し、解決する力を育てます。 加えて、対女性のみならず「次世代的男性リーダー」の育成に役立つワークショップを提供し、経営陣と人事チームが共通ゴールを得られるトレーニングも提供しています。目標を達成できるように、組織内で女性をより適切に採用、育成、昇進させる方法についてアドバイスもします。
Advance Women At Work Level I: Fearless Fundamentals Training for Women
Intended Audience: Entry-level to mid-level female professionals
対象:エントリー層及び中間管理職の女性
このカリキュラムでは、「自信(Confidence)」「コミュニケーション(Communication)」「つながり(Connections)」「コントロール( Control)」「勇気( Courage)」を5つの柱とおき、女性の成長や活躍を妨げる障壁にいかに対処し、解決する力を育てます。 特に、女性の活躍を阻む心理的ハードル「どうせ私なんて....」のマインドセットへ科学的にアプローチし、挑戦することを恐れない可能性をひきだします。
参加者が得られるもの
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戦略的思考
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自身が持つポテンシャルの把握と自己肯定
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チームでの適切なコミュニケーション能力
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目標を達成するためのロードマップ作り(キャリアビルディングを含む)
Advance Women At Work Level II: Leadership Training for Women
Intended Audience: Mid to senior-level professional women
対象:上級管理職の女性
女性リーダーだからこそ、なせる素晴らしいマネジメント方法はなんでしょうか。まず、前提として、男性と比べて女性は管理職になること自体を躊躇しがちです。それは、用意周到、リスク回避にこだわるという、女性の元々の生物学的な考え方によるところも大きいのです。100%の状態になるまでアクションを起こせない、見切り発車はしないという特徴があります。また、社交的でコミュニケーション能力は高くある一方、男性ほどしっかりとした組織だった関係性を求めないという特徴もあります。
まずは(もちろん個人差はあるものの)それらの科学的アプローチを認識することが重要です。として自身やチームに置き換えて、より強力なチームビルディングへと促します。
参加者が得られるもの:
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問題解決能力
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組織内での適切なコミュニケーション方法(偏見の取り払い方)
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目標達成するための強力なチーム作りとモチベーションの維持方法
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自分が今日学んだことを、どう明日から自分のチームにいかすか
The Confident Communicator: Powerful Public Speaking and Presenting
Intended Audience: General female audience
対象:全女性
コミュニケーション能力が高い人は、自分の考えを相手に理解させることにたけているといえます。このワークショップでは、ビジネス日常生活でよくあるコミュニケーションの落とし穴と方法を探り、気持ちよく、あなたの心の声を相手に届けるスキルを学びます。5つの主要なインポスター症候群の能力タイプを特定することにより、参加者は自分のタイプがどのように自分の視点やコミュニケーションスタイルに影響するかを理解できます。
参加者が得られるもの:
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ビジネスにおける日常的な対人対応能力の向上(部下、上司との最適なコミュニケーション方法など)
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プレゼンテーションスキルの向上
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インポスター症候群の理解と自己改善
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言語のみならず非言語的コミュニケーションの取り方
The Modern Male Leader: Building a Culture of Inclusion and Empowerment
Intended Audience: Male professionals and leaders
参加対象:男性管理職全般
女性リーダーを増やすという政府の目標に対して、男性の指導者はこのビジョンの実現に苦労しているのは事実です。このワークショップでは、管理職の男性に、女性にとっての最大の成長障壁、その背後にある科学およびジェンダー平等のギャップを埋めるためにできることとすべきことを、インサイトから学べます。組織内の男性がインポスター症候群に対処し、女性のポテンシャルをおさえこんでしまうような、断定的なコミュニケーションを回避するのを支援します。男性マネージャーは、チームの女性がより成果を出すようになり、ビジネス結果を加速するより包括的な文化を促進するための新しい戦略を学びます。
参加者が学べること:
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女性が「どうせ私なんて」と活躍を躊躇してしまう心理の理解とその解決方法
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セクシャルハラスメント対策
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インポスター症候群への理解
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多様性あるチームをさらに成長・成功へ導く方法
Our Leadership Team
Jennifer Willey
Founder & CEO, Wet Cement
セールスおよびマーケティング戦略の開発から、結果を推進するためのトレーニングおよびコーチングチーム、ジェンダー平等の育成に至るまで、様々な専門知識と独自のソリューションを企業に提供するWet Cementの創始者でありCEO。
Willeyは過去10年間、女性のビジネス進出を掲げ、WebMD Women's Leadership Network、そしてメディアにおける女性の権利確立を目指すAOL / Oath Women's Networkの理事を務め、 女性の起業家がビジネスを構築するために必要なスキルを身に付ける手助けをする「Project Entrepreneur」プログラムのセールス&コミュニケーションスペシャリストとしても活動している。さらに医療に携わるエグゼクティブクラスの女性達のためのメンターマッチング・プログラム、CSweetenerのメンターを務めながら、様々なキャリア段階における、専門的な指導と支援を提供。
テレビのニュースアンカーとして活躍後、PricewaterhouseCoopers、Oath / AOL、WebMD、Yahoo !、Everyday Health、Sharecareなど様々な企業で、市場戦略及びプログラム開発を担当し、成功に導いてきた。現在、彼女は自身の専門的な経験を活かし「成功するチーム作り」のための、戦略計画とプログラムの開発を支援している。
Advisor
Yuko Furuichi
古市優子
President & CEO, Comexposium Japan
慶應義塾大学法学部法律学科卒。サイバーエージェント新卒入社と同時に、スマートフォン黎明期のCyberZへ出向。2013年よりdmg::events Japan(現Comexposium Japan)に入社、iMedia News Summitなど新イベントの立ち上げ、ad:tech tokyoコンテンツ責任者を経て、2017年よりad:tech全体統括。2019年4月、同社代表取締役社長に就任、フランス最大手イベントオーガナイザーComexposium Groupにおける歴代最年少責任者となる。国内外での幅広いイベント主催及び参加経験を活かし、日本でのダイバーシティ&インクルーシブネスなカンファレンスの普及を目指す。
Trainer/Facilitator
Fumiko Amanai-Tucker
天内Tucker富美子
Project Coordinator/Interpreter, JICA
筑波大学第二学群比較文化学類卒業後アメリカ留学(社会学・心理学)。帰国後、Software AG社社長秘書、Morgan Stanley International東京支店リサーチ部イギリス人証券アナリスト・アシスタントなどを経て、The Australian Financial Review紙東京支局レポーターとして6年勤務。国際結婚後、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアに移住。Merck製薬本社他にてフリーランス翻訳・通訳。6年後アメリカ人の夫の転勤でサンフランシスコに移住。健康関連製品の輸出入企業にて、業務推進・企画開発部部長として勤務。現地取引先との交渉の他、製品・市場調査なども兼務。
10数年後アメリカ人の家族とともに日本に帰国。フリーランス通訳・翻訳・リサーチャー及びプロジェクトコーディネーター(主なクライアント: NHK国際局、同バイリンガルセンター、筑波大学産学リエゾン共同研究センター、オーストラリア国営放送)を経て、筑波大学大学院人間総合科学研究課リサーチャー及び語学インストラクター非常勤職員。2015年よりJICA研修監理員及び通訳として国際協力プロジェクトに携わる一方、放送通訳・国際プロジェクトにも従事。Wet Cement社が初めて日本企業クレディセゾンに対して行った社内ジェンダー・エクイティの取り組みでは、コアメンバーの1人としてチームに参画。
伝統的に協調・調和を重んじ、企業メンタリティにおいても「横並び志向」の傾向が感じられる日本と、個性・独創性・多様性を重んじ、これらからダイナミックなパワーを生み出す多民族国家アメリカ。両国での企業経験と個人事業主としての多岐にわたる経験値、さらに国際協力プロジェクトで培った国際性と多様性を活かし、日本でのジェンダー・エクイティ&ダイバーシティーの浸透を目指す。